ロレックス・サービスアドバイザーが語る|仕事内容や必要なスキル
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ここでは、ロレックスの時計の修理受付として働くTさんに、時計修理の仕事内容や必要なスキル、仕事のやりがいなどを語っていただきました。

中途入社1年目
必要とされる
重要なスキルは
「コミュニケーション能力」
幼い頃から腕時計に興味があり、近所の時計屋さんに通っていたというTさん。ウォッチメーカー(時計職人)を目指す専門学校で知識を学んだTさんは、現在サービスアドバイザー(時計の修理受付)として勤務。
そんなTさんが、サービスアドバイザーの仕事で重要なスキルは、「コミュニケーション能力」だといいます。その理由を詳しく語っていただきました。
昔から大好きだった機械式時計の
修理に携わりたかった
前職も時計修理の仕事をしていたと伺っていますが、仕事内容を詳しく教えていただけますか。
前職では、時計の電池交換やバンド調整、メーカー修理の受付を担当しておりました。業務内容は、今の仕事に近いですが、お預かりする時計の種類は多岐に渡っていました。また、修理担当として様々な時計の内部構造を知ることがとても楽しみでした。
なぜ東邦に転職されたのですか?
高級機械式時計を扱いたかったからです。前職で扱っていた時計は単価が安いものが多かったのですが、もともと機械式時計が好きだったこともあり、高級機械式時計のみを扱うロレックスブティックで働きたいと思ったことがきっかけです。
時計の単価によって構造に違いがあるのでしょうか?
中身(ムーブメント)の構造は全く違います。高級機械式時計の場合、時計に使われるパーツの素材自体が高品質であり、見えないところも高い技術力を用いて組立てられるので、内部まで驚くほど綺麗に仕上げられています。
時計専門学校で学んだことが
今の仕事に活きている
ウォッチメーカー(時計職人)を目指す専門学校に行かれていたそうですが、もともと時計に興味があったのですか?
はい。父親の影響も大きかったのですが、昔から細かな作業が好きで、自分の時計が壊れた時に近所の時計屋さんから修理の仕方を教えてもらったことがありました。それをきっかけに、時計修理の仕事に興味を持ち専門学校に進みました。
専門学校では、どのようなことを学びましたか?
練習用の時計を使って時計の組み立てや洗浄、分解の仕方などを学びました。
専門学校での学びが、今の仕事に活きていると感じる場面はありますか?
前職で販売の仕事をしていた際に、時計に関する知識を活かしてお客様のご要望を汲み取り、適切なご提案ができた時は、専門学校での学びが役立ったなと感じました。
例えば、時間がより正確な時計を求めていらっしゃる方にはソーラー電波時計、お孫様まで引き継ぎたいという思いをお持ちの方には機械式時計、というように自分の知識を活かしたご提案が得意でした。
サービスアドバイザーには、
コミュニケーション能力が必須
お客様の大切な時計をお預かりするうえで、
最も重要なスキルは何ですか?

時計に対する専門的な知識はもちろんなのですが、コミュニケーション能力も重要だと感じています。
サービスアドバイザーの仕事では、修理のお見積りを出したり、時計を納品する際に取り扱いに関する説明をしたり、お客様の大切な時計についてのお話をする機会が多くあるからです。
大切な時計のどこに不具合があるのかを自分で理解するだけでなく、お客様の立場で分かりやすく説明する際に、コミュニケーション能力が重要だと思います。
Tさんが、お客様とコミュニケーションを取る際に
意識していることを教えてください。
時計の不具合をお客様に伝える際には、時計の専門用語を使うのではなく、時計ではない別のものに例えて分かりやすい説明ができるように心がけていました。
お客様の中には、オーバーホールは時計を洗浄して、油を入れて終わり、という認識の方もいらっしゃいます。でも、本来のオーバーホールとは、悪くなっている部品は交換したり、削ったりする必要があります。
その必要性をお客様に伝わる言葉で説明をし、ご納得いただいたうえでお見積りを立てるという意味でも、言葉の言い換えやコミュニケーション能力は重要だと感じます。
時計修理の仕事では手先の器用さも必要なイメージなのですが、いかがでしょうか?
正直、経験を積むうちに慣れてくるところもあるので、ずば抜けた手先の器用さは必要ではないと思います!
器用さとは別に人の想いや歴史がプラスされた「お客様の時計」を扱うため、責任感は必要だと感じます。
あとは「時計が好き」という気持ちが強ければ、挑戦できる仕事だと思います。
お客様の思い出の一部に
携われることがやりがい
サービスアドバイザーの仕事をしていて、やりがいを感じる瞬間を教えてください。
一つ一つの時計にお客様の思い出が詰まっており、その思い出の一部に携われることがやりがいに繋がっています。
以前、旦那様の遺品の時計をお持ちになったお客様がいらっしゃったのですが、時計が直った時に「もう直らないと思った。本当にありがとう。」と言っていただけたことはすごく嬉しかったです。
Tさんが思う、サービスアドバイザーに向いている人はどんな人ですか?
お客様の想いを受け止めて、大切な時計を長くご使用いただくことが自分の喜びと感じる人です。できれば時計が好きなら最高です。好きなことは上達も早いし、何より楽しく仕事ができると思うからです。
サービスアドバイザーのスキル面でやりがいを感じる瞬間はありますか?
ロレックスは使用する工具も特別で、工具を見るだけでもワクワクします。初めて見た工具を扱えるようになった時やベルト調整をスムーズに行えるようになった時に上達したことを実感でき、やりがいも感じます。
この人たちと一緒に働きたい!
と思ったことが入社の決め手
ロレックス正規販売代理店の中でも、
東邦を選んだ理由を教えてください。
面接時の雰囲気が良く、研修制度も充実していると感じたからです。本部に伺った際にも皆さんが自分の仕事を楽しんでいるように見え、「自分もこの人たちと一緒に働きたい!」と思ったことが決め手になりました。
東邦が行っている研修の中で、
特に興味深かった研修を教えてください。
正規販売代理店のサービスアドバイザーに限定した、ブランド独自の高度なトレーニングが受けられることです。トレーニングではブランド独自の技術や新しい機能の情報を得られるところが、専門学校で学べる知識とは大きく違う点だなと感じました。
最後に、今後の目標を教えてください!
接客力は今以上に高めていきたいですが、技術面で時計技能士1級資格を取得したいです。まずは3級を取得するために、勉強を頑張っていこうと思います。
東邦時計ホールディングス株式会社

(https://recruit.toho-hd.com/)
東邦時計グループは、株式会社東邦・株式会社フタバを中心に、
ロレックスをはじめ、オメガ・カルティエなど、高級時計の正規販売代理店として、百貨店・専門店にて運営しています。創業100周年を目前に、高級ブランドの世界観、雰囲気…そして一流のサービスを通じて心に残る特別なひと時をご提供します。
正規販売代理店ならではのブランドの公式セミナーをはじめとする研修制度が充実。異業種出身者も多数活躍している東邦時計ホールディングスの公式採用サイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。